「基調講演」2月27日(月)10:45〜12:15
「少子高齢社会こそシニアが主役」
堀田 力 氏(財団法人 さわやか福祉財団 理事長)
2007年には団塊の世代が定年を迎えるなど、高齢化は急速に進み早晩3人に1人は65歳以上という時代が
やってくる。少子高齢社会にあって、高齢者(シニア)が数の上でもメジャーとなる時代、まさにシニアのパワーが
社会を変えていくと言っても過言ではない。シニアの社会での活躍がますます重要となってくる。一方で、
豊かで充実したシニアライフを送ることが極めて重要である。「シニアネット」はこうした両面を満たすものとして、
シニアにとって、社会にとって大変有意義な組織であり、その普及拡大が急務である。
2007年に新しい局面を迎えることを見越し、今後のシニアの生き様について語って頂く。中でも特にシニアの
社会参加の必要性及びシニアネットやNPO活動等シニアの市民活動の重要性について語って頂く。
「特別講演」2月28日(火)14:30〜15:30
「楽しもう!デジタルシニアライフ」
安田 浩 氏(東京大学国際・産学共同研究センター教授)
少子高齢社会と高度情報化社会が同時進行する時代にあって、ITはシニアの生活に深く関わってきている。
日進月歩を続けるITが、今後シニアの生活やシニアネットの活動にいかなる影響を与えるのか、そしていかなる
夢をもたらすことになるのか、はシニアネットの方々には大きな関心事である。未来のITはシニアに優しくなり、
社会参加を支援するという。
そこで、シニアこそデジタルライフを楽しむべきとの持論を有する情報工学の専門家の立場から、ユビキタス時代を
生きるシニアへ新しい生き方、デジタルライフについて展望する。
【パネルディスカッション】2月27日(月) 13:30〜16:30
「新時代に向けてシニアネットの役割とその方向性を探る」
(コーディネーター)
田中 尚輝 氏(社団法人 長寿社会文化協会 常務理事)
(パネリスト)
古賀 直樹 氏(シニアネットジャパン 代表)
奈良原 眞吉 氏(自立化支援ネットワーク 理事長)
枦山 日出男 氏(東京都福祉保険局 高齢社会対策部計画課長)
松宮 光予子 氏(日本アイ・ビー・エム株式会社 社会貢献部長)
柳原 正年 氏 (富山社会人大楽塾 代表)
(五十音順)
少子高齢社会だからこそ、シニアが主役となって地域を盛り立てて行くことが求められている。そうした中、 多くのシニアが集う「シニアネット」に、その牽引役が期待されている。近いうちに団塊の世代が定年を迎え、 大量のシニアが地域に戻ってくる。こうした方々をシニアネットの活動に巻き込むことで、シニアネットが一層 大きく羽ばたくことになり、地域の活性化も加速されると思われる。一つの転機が訪れようとしているなか、 今後のシニアネットのあり方について議論することは極めて大事なことである。 そこで、各地で活躍中のシニアネットの代表者やシニアネットやNPO等と協働する自治体や企業の関係部門の方を 招き、シニアネットの今後のあり方等について展望して頂く。是非、団塊の世代の方々も多数参加され、自らの シニアライフを豊かなものとするためシニアネットについて理解を深めて頂ければと思っている。
【ワークショップ1】2月28日(火) 9:30〜12:30
「地域住民への教育活動で社会参加」
課題提供者 塩見 信雄 氏(NPO法人シニアネットひろしま 理事長)
曽根 清次 氏(NPO法人 Com-Work 事業推進部長)
シニアネットの共通的な活動として、地域住民、とりわけシニア層へのIT講習をはじめとして各種セミナーを 行うなど、様々な教育活動を展開している。シニアの持つ豊富な知識やノウハウ等を様々な形で地域に還元することは、 単に学び合うだけでなく、シニア層のみならず世代を超えた人たちとの交流の促進や地域コミュニティづくりの強化 など地域に元気をもたらしている。地域にあって住民へのIT講習等に注力している「NPO法人シニアネット ひろしま」と「NPO法人Com−Work」の実例をもとに、自らの培ってきたノウハウを地域に還元する 「学びの場」を通して社会に参加することの重要さや「学び」等活動のあり方、その課題等について議論を深め、 今後の具体的な方策を導き出す。
【ワークショップ2】2月28日(火) 9:30〜12:30
「交流活動で楽しく、そして地域に活力」
課題提供者 砂川 正男 氏(NPO法人沖縄ハイサイネット 会長)
福岡 壽夫 氏(熊本シニアネット 代表)
社会との関わりがややもすれば疎遠になりがちなシニアにとって、シニアネットは地域との交流の機会をもたらし、 シニアライフを充実したものにする重要な存在である。また、シニアネット同士の交流は、お互いの勉強になるばかり でなく地域社会へ新しい刺激をもたらしている。シニアネットのコミュニティづくり は地域を活性化する重要な活動になってきている。現在、コミュニティ活動を展開している「NPO法人沖縄 ハイサイネット」と「熊本シニアネット」の活動状況から、その意義や活動のあり方等について議論を深め、 今後の活動の具体的な方策を考える。
【ワークショップ3】2月28日(火) 9:30〜12:30
「行政との協働で社会参加」
課題提供者 井上 文雄 氏(仙台シニアネットクラブ 代表)
高橋 克司 氏(NPO法人とかちシニアネット 理事長)
シニアネットがその活動を通して社会に貢献しようとするとき、地域の自治体との協働(コラボレーション)は
極めて重要である。自治体としても、高齢化の進む中、シニアの力に期待する動きが出てきている。
現在、帯広市や仙台市といった自治体との連携を強力に進めている「NPO法人とかちシニアネット」
「仙台シニアネットクラブ」からその活動状況をお話しいただき、これから自治体との協働をおこなうに、
どのような取り組みが必要か、皆で議論し、具体的な方策を考えていく。
【ワークショップ4】2月28日(火) 9:30〜12:30
「資産の継承で地域振興」(歴史・文化などの保全と伝承)
課題提供者 高木 正幹 氏(NET・陽だまり 前会長)
若宮 正子 氏(メロウ倶楽部 幹事)
今、昭和の時代が人気を呼び、地球規模では世界遺産の動きが注目を浴びている。様々な貴重な遺産を次代に 残すことの重要さに皆が気がついた。シニアには郷土の歴史や文化、自然等に通じている人が多く、そうした財産を 守り、次代に引き継ぎ、地域の振興につなげることは明るい未来の礎をつくるシニアの重要な役割であり、 シニアネットの大事な活動の一つになってきている。こうした活動を展開している「NET陽だまり」と 「メロウ倶楽部」の実例を通じて、具体的な方策について議論を深め、今後の活動の指針を提供したい。
注)「NET・陽だまり」は日本海岸の新潟県柏崎市で1997年から活動しているローカル・ネット。 「メロウ倶楽部」の『メロウ伝承館』は、後世への歴史・文化の伝承を目的としたコミュニティサイ トであり、インターネットを活用した独創性あるコンテンツとして高く評価され、「WSA-JAPAN2005」における 『e-Culture』部門で最優秀賞を受賞。「WSA-JAPAN」は、デジタル格差の是正に取り組む国際連合の組織 「国際連合情報社会世界サミット(WSIS)」の関連プロジェクトとして位置づけられている、世界規模の インターネットサイト・コンテスト、「国際連合情報社会世界サミット大賞(WSA)」の日本代表選考会。
【ワークショップ5】2月28日(火) 9:30〜12:30
「コミュニティビジネスで生涯現役」
課題提供者 久保 律子氏(NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹 代表理事)
能田 幸生氏(NPO法人トータルサポート21 理事長)
長年に亘って培って来た知識、経験、ノウハウそして智恵を生かして社会に還元したい、そして自分自身の為にも、
できるならば生涯現役でいたいと願うシニアは多い。そうした中、コミュニティビジネスを主な活動とする「事業型」のシニアネットが増えつつある。人材の宝庫であるシニアネットならではの活動は、
まさにシニアの自己実現の場であり、一方で新たな雇用促進や地域起こしにつながる極めて重要なものである。
現在、「事業型」シニアネットとして活動している「NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹」と「NPO法人
トータルサポート21」の事例を通して、今後、コミュニティビジネスを新たに起こすにはどうしたらいいか、
また今の活動をさらにより良いものにするにはどうしたらいいか、具体的な取り組み等についてその問題点と課題、
その方向性を探る。
【特別セミナー】2月27日(月)16:45〜17:45
「インターネットを安心して使うためのセキュリティ講座」
(協力:トレンドマイクロ株式会社)
自ら身を守り、楽しくインターネットを使うため、避けて通れないセキュリティ対策について、そのポイントを学ぶ。 脅威となっているのはウィルスだけではなく、スパイウエア・ネット詐欺等々様々なものがある。そうした脅威から 身を守る方法について、わかりやすく解説する。
【交流広場】2月28日(火)13:30〜14:30
各地で活発に活動しているシニアネットの活動成果を展示する。参加者と出展者との間での情報交換を密にし、 問題解決に当てるなど今後の活動の発展やシニアネットの普及につなげる。